葬儀の日程|通夜・告別式(葬式)・火葬までの流れとマナーの要点まとめ

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葬儀の日程

このサイト(葬儀の月)ではお葬式の流れにそって、必要な知識・手続き・マナーを分かりやすく紹介しています。

このページでは時系列で項目を並べています。

それぞれ詳細のページを用意していますので、ご自身の状況に応じて必要なページをご覧ください。

葬儀の日程まで余裕があるときに考えたいこと

終活とは必要なもの?

終活とは、人生の終末を迎えるにあたり治療・葬儀や墓、遺産相続や遺言などについて元気なうちに希望を考えて準備を整えることです。

可能であれば、葬儀までの時間に余裕があるうちに必要な確認を済ませて置く方が慌てずにその後の手続きを済ませることができます。

終活と生前整理のやり方|いつ始めるべきか?エンディングノートが必要な理由
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寺院・菩提寺を確認しておく

菩提寺(ぼだいじ)とは?確認方法や檀那寺

菩提寺(ぼだいじ)とは代々お世話になっているお寺のことです。

菩提寺がある場合は、家系としてそのお寺の僧侶に葬儀などをお願いすることになりますので、連絡先を確認しておきます。

それとなく容態・状況を知らせておき、万が一の時にすぐ対応してもらえるよう挨拶をしておいても良いでしょう。

菩提寺や宗派がわからない場合は親族に確認します。

それでもわからない場合は、仏壇・仏具から宗派の確認ができますので、その宗派の僧侶を探して葬儀の準備を進めます。

もし菩提寺が遠方にある場合は、同じ宗派の寺院を菩提寺から紹介してもらいます。

菩提寺(ぼだいじ)とは?檀那寺との違いや確認方法。檀家制度について
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葬儀社・斎場の事前見積もりをとっておく

葬儀・家族葬の費用|相見積もり・仲介サービス

可能であれば事前に複数の業者から見積をとっておきます。

葬儀社の種類は大きく3つに分けられます。

  • 互助会
    掛け金を積み立てて葬儀費用にあてる。
  • 共済/JA(農業協同組合)/生協
    会員・組合員は提携の葬儀社が割引になる。
  • 民間の葬儀業者
    小規模な個人業者から上場企業が運営しているものまで様々。

もし家族ですでに互助会の会員になっているのであれば、互助会から依頼するのが基本となります

互助会によりますが入会直後から割引が適用されものもありますので、葬儀を計画する段階で互助会員になる方も多くいらっしゃいます。

地域により入会できる互助会は異なります。

もし互助会への参加を検討する場合は互助会のポータルサイトで確認することができます。

互助会の非会員の場合は、知人・僧侶などと相談して葬儀社を決めていきます。

特別宛がない人は葬儀社の見積もりサービスを活用してご自身の納得行く葬儀社を探します。

【葬儀費用見積もり】おすすめの葬儀社仲介サービスと利用するメリット・注意点
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危篤:確認したら近親者への連絡

医師などから危篤を告げられたら、息のあるうちに会って欲しい人へ連絡をとります。

  • 家族・近親者
    家族以外では本人の兄弟姉妹、甥姪、配偶者の親など。
    もし交流がなくても、血縁の近い人には知らせる方がいい。
  • つながりの深い友人・知人
    普段頻繁にあっている人や親友など。
  • 務先、学校で親しい人
    本人が現役世代の場合は連絡する必要があります。

「危篤状態になりました。息のあるうちにひと目会っていただけませんか。」と連絡をします。

一般的には深夜・早朝の連絡はマナー違反とされますが、危篤・死亡連絡の場合は例外です。「夜分恐れ入ります」とひとことを加えて連絡します。

これに加え、もしもの時に備えで必要な連絡先を把握しておきます。

連絡先が多い場合は親族・勤務先・学校など、それぞれの代表者へ連絡して伝えてもらうと効率的です。

ここで、まだ葬儀社や寺院の検討が行われていない場合はすぐに準備が必要です。

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臨終:家族が亡くなったら死亡通知

臨終直後の通知をする

まず臨終直後に僧侶と危篤を知らせた人に対して死亡を知らせます。

葬儀日程が決まってからの通知

通夜・葬儀の日程が決まったら、近親者以外の関係者へ知らせます。

この時、日程や場所の詳細も合わせて伝えます

日程・場所を正確に伝えるため、電話に加えてFAX・メールなど文章で送っても構いません。

連絡をもらった人は参列の準備を

危篤・死亡の連絡をもらった人はこの時点ですぐに通夜・葬儀へ向かう準備に取り掛かります。

職場や学校へ忌引の連絡をしたり、礼服(喪服)の用意などを整えましょう。

葬儀の服装・持ち物
通夜・葬儀・告別式に参列する場合の服装マナーについてのカテゴリです。 礼服(喪服)や必要な持ち物について確認できます。 男性・女性別にまとめたページです。 【女性の喪服】葬儀の服装(礼服)と持ち物のマナー・注意点お葬式に参列する際に着ていく...

搬送先を決定し安置の依頼

病院で亡くなったら御遺体の搬送を誰に頼むかと、安置場所を決めなくてはなりません。

基本的には搬送から葬儀社が行いますが、搬送を依頼する業者と実際に葬儀を依頼する業者は別でもかまいません。

検討している先があればそちらに連絡をいれますが、なければ病院などから紹介された業者に頼るか、その場で急遽搬送のみ依頼する葬儀社を探します。

家族が病院で亡くなったら?まずやるべきことは葬儀社選びを間違えないこと
現代の日本では全体の8割もの人が病院で亡くなると言われています。 ご家族が病院で亡くなった場合にまずしなければならないことはご遺体の搬送です。 安置する場所の決定、搬送方法を考えるのも必要ですが、搬送をどこの葬儀社に依頼するのかを決める必要...

枕勤め・枕経:葬儀の打ち合わせ

枕経・枕勤めとは

僧侶を呼んで枕勤め

遺体を北枕で安置し、僧侶を呼んで枕勤めを行います。

枕勤め(枕経)とは臨終後すぐに故人の枕元で上げるお経のこと。枕経・臨終勤行ともいいます。

この時、遺族は後ろに控えますがまだ喪服を着用する必要はありません。

枕勤めが終わった後、納棺し葬儀の打ち合わせなどに移ります。

自宅ではなく、斎場に安置している場合もその場に僧侶を呼んで枕勤めをするのが基本です。

ただ、施設の都合や葬儀の日程によっては、その場ですぐに枕勤めを行うことが出来ず、通夜の際に行うこともあります。

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葬儀の詳細を打ち合わせし決定

葬儀日程の決定

枕勤めが終わったら、僧侶と葬儀について打ち合わせます。

基本的な葬儀日程は死亡の翌日に納棺して通夜、翌々日に葬儀・火葬ですが、火葬場や斎場の都合などにより日程を前後させることもあります。

友引の日に葬儀を避ける場合など暦の関係で葬儀の日取りをずらすことはよくあります。

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葬儀の規模と場所の検討

葬儀の規模に関しては参列者を招いて執り行う一般的な葬儀にするか、近親者のみ少人数で行う家族葬とするかを検討します。

その他以下のような内容を打ち合わせます。

  • 読経する僧侶の人数
  • 戒名(芳名、法号)
  • 御布施の金額
  • 故人の享年
  • 還骨法要後の会食
搬送から安置までを依頼した葬儀社に実際の葬儀も依頼する場合は、引き続き打ち合わせとなります。ただ、搬送と葬儀の依頼は別案件です。安置して落ち着いてから正式に葬儀を依頼する葬儀社を検討してもかまいません。

通夜の流れとマナー

通夜の流れ(18時開始の例)
  • 通夜の前
    納棺
    通夜の直前に自宅または斎場で納棺するのが一般的
    遺体を整え死に装束の着付け
    棺に納めて副葬品をいれ祭壇に安置
  • 17:00
    受付開始
  • 17:30
    僧侶の到着
  • 17:45
    遺族・近親者着席
  • 18:00
    僧侶入場・読経
  • 18:40
    法話
  • 18:55
    喪主あいさつ
  • 19:00
    通夜終了
    一般の参列者は退席
    退席時にあいさつを受けるので遺族は返礼を行う
  • 19:15
    通夜ぶるまい開始
  • 21:00
    通夜ぶるまい終了
  • 21:00
    棺守り
    遺族と近親者は宿泊し、ひと晩中線香を絶やさないようにする

通夜の流れ詳細

開式前

通夜式は仕事帰りの人が参列しやすいように配慮して、18時から19時頃に行われるのが一般的です。

遺族や親族は会式の2時間前には斎場へ入り作法や通夜の流れなどを確認、参列者が来始める時間には席に着いておきましょう。

受付けは事前にだれに頼むか確認しておき、開式の40分から30分前までには始めてもらいます。

参列者は時間に余裕をもって受付を済ませ、ホールに入場して着席して開式を待ちましょう。

〇僧侶入場

開式の時刻になると式場内へ僧侶が入場します。

入場の時は参列者全員、もしくは遺族は起立した状態で僧侶を待ちます。

葬儀が行われる地域や宗派によって異なるため、入場する際の司会者の案内を聞き逃さないようにしましょう。

〇開式

一同合掌礼拝にて通夜開式となります。

こちらも宗派によって異なるので、司会者の案内を聞いておくか、事前に宗派の確認をしておきましょう。

〇読経・焼香

開式後は僧侶の読経が始まります。

数分で遺族から順番に焼香が始まるので、僧侶もしくは司会者の案内に従いましょう。

〇法話

読経が終わったら次は僧侶からの法話です。

僧侶と親交があった場合は故人についての話であったり、仏教の教えについて説きます。

〇僧侶退場・閉式

僧侶が式場から退場して通夜が閉式となります。

その後喪主から参列者へお礼の挨拶(挨拶は礼状の内容と同じように、故人への厚情や参列してくれたことに対するお礼の言葉を述べる)を述べて形式的な通夜は終了です。

※ここまでで30分から1時間程度

〇通夜振る舞い

通夜が閉式すると、参列者を通夜振る舞いの席へ案内して簡単な料理とお酒や飲み物で参列者をもてなします。

葬儀司会者や親族が通夜振る舞いの席へと案内するのが一般的ですが、喪主がお礼の挨拶の結びに案内するのもいいでしょう。

参列者側は用事がない場合は1~2時間程度残るのがマナーですが、遺族の負担を考慮して長居はしません。

また地域によっては僧侶がもてなしを辞退したり通夜振る舞い自体が無いところもあります。

〇棺守

通夜振る舞い終了後、遺族や親族が故人の側で過ごし線香や蝋燭の日を絶やさないように見守ります。

こちらも宗派や地域性により細かい部分は異なりますが、遺族親族の身体的な負担軽減や火事の危険性があることなどから電気蝋燭に夜間は置き換え、夜は十分に休憩をするべきだという考えが強まってきています。

本通夜と仮通夜

一般的なイメージの通夜は、本通夜というもののことをさしています。

一方で亡くなられた後、一晩だけでも自宅に寝かせてあげたいという想いから、また斎場や火葬場の都合ですぐに葬儀が行えないなどの理由から仮通夜が行われることも珍しくありません。

特に人口が多い都市部では、施設の空きがない関係で仮通夜が行われることがあります。

仮通夜は自宅や葬儀場の安置室で行われ、親族が故人とゆっくりと過ごせる最後の晩となります。

とくに儀式的なことはせずゆっくり過ごすのが一般的で、翌日の本通夜からは一般的な葬儀と同じ流れになります。

参列者が来る場合もありますが、基本的には親族のみで行われるた長居はしません。

また地域によっては一晩中蝋燭と線香に火を灯したり、僧侶が来て枕経を読んだり、本通夜のように弔問客とお酒を飲み交わすなど仮通夜の習わしも異なります。

仮通夜を行うことで葬儀の準備に1日長く時間をかけることができるので、万全の状態で臨むことができるといったメリットがありますが、親族が拘束される時間が長いため負担が増えてしまうというデメリットもあります。

通夜と六曜

通夜が行われるのという知らせをうけてカレンダーを見てみると、友引や仏滅になっていることがありますが、火葬の行われる告別式の日取りの方が六曜を気にする傾向があり通夜とはあまり関係ありません。

友引を休日にしている火葬場が多いので、告別式の日程を引き延ばして友引に通夜が行われることもあります。

しかし厳密には仏教と中国発祥の六曜は関係のなく、参列者も気にしなくて大丈夫です。

【葬儀の日取り】友引・仏滅・大安どの六曜でも宗教上は問題がない
葬儀は常に突然やってきますので、遺族たちは限られた時間のなかで葬儀の日取りを決めなければなりません。 六曜を考慮して日程を決める慣習もありますが、実は宗教上はいつおこなっても問題があるわけではありません。 友引に葬儀をさける習慣が存在するの...

通夜と告別式、どちらに参列すればいいのか

遺族や親族、故人と親しい仲であった人は故人と過ごせる最後の晩となるので通夜と告別式の両方に参列します。

一方さほど親交がなかったひとや、関係が深くなかった人たちは告別式に参列しましょう。

仕事の関係などで日中に行われる告別式には出られないときには、故人と親しくなかったとしても通夜に参列します。

逆に通夜には出られないときは、告別式だけでも参列しましょう。

通夜に関するマナー

服装

急な知らせで準備が間に合わなかったなどの理由がない限り平服での参列は避けて、本通夜には遺族や親族、参列者ともに準喪服か略喪服を着用しましょう。

参列者は遺族側よりも格式が高い服装をするとなはー違反となるので正喪服は着用してはいけません。

アクセサリーは必要最低限のものだけを残し、靴やバッグなどは光沢のあるものは避けます。

特に殺生を連想させるという理由から、靴以外の革製品はNGとされています。

靴も、革らしさが目立つスエードやクロコの型押しなどは避けて目立たないものを選びます。

数珠はなくても問題ないが持っている場合は用意すしておきましょう。

葬儀屋の事務所で販売していることもあります。

受付(香典)

葬儀場に到着したらまずはじめに受付へと向かい、お悔やみの言葉を述べて芳名録(芳名帳)に氏名・住所・連絡先等を記入しましょう。

その後香典を渡しますが、香典袋を裸で持ってくるのはマナー違反となるのでグレーや紫の袱紗に包んでおく必要があります。

急遽駆け付けた際など、香典が準備できなかった場合は翌日の告別式か後日お渡しすれば問題ありません。

受付をせずに入場しましょう。

受付で返礼品を受け取ったら式場へ入室します。

このときコートや大きな手荷物は席へ持ち込まずに受付やロッカーに預けておきます。

開式まで時間があるときは、ほかの参列者が遺族席の方に並んで挨拶をしていることがあります。

手すきのようなら真っすぐ席へ着かずに一言ご挨拶へと伺いましょう。

席順

通夜は入室した順に前席から詰めることが多いのですが、告別式のように親族席や参列者席の席順が決められていることもあります。

受付やスタッフの案内に従って着席し、静かに開式まで待ちましょう。

携帯電話は電源をきるかマナーモードにして、音が出ない状態にしておきます。

焼香

焼香は喪主や遺族から始まり親族、参列者の順番で焼香を行われます。

司会者や葬儀場のスタッフから焼香の案内があるので順番に焼香へと向かいましょう。

焼香の作法は宗派により異なるので、葬儀場のスタッフに確認しておくことをお勧めします。

もしも焼香の時間までに参列できず遅刻するときは、順次焼香へ向かっている最中なら混ざっても構いません。

しかし、全員の焼香後に到着した際には閉式まで待ってから焼香を行います。

閉式でのマナー

参列者の焼香が終わったら通夜式が終了し、通夜振る舞いへと案内されます。

遺族側からのご厚意なので、急いで帰る用事がないときは極力ありがたくお受けしましょう。

しかし、遺族は夜通し起きている可能性があるので長くても2時間ほどにしておきます。

帰るときは真っすぐに退室せず喪主やご遺族に一言挨拶をしてから帰りましょう。

葬儀・告別式の流れ

葬儀・告別式の流れ(10時開始の例)
  • 09:00
    受付開始
  • 09:30
    僧侶の到着
  • 09:45
    遺族・近親者着席
  • 10:00
    葬儀・告別式開始
  • 10:45
    葬儀・告別式終了
  • 10:50
    個人と最後の対面
    棺に別れ花を入れ、棺の蓋を閉じる。
  • 11:00
    出棺
    近親者で棺をかかえ運び出し、霊柩車へ乗せます。

    喪主のあいさつの後、一般参列者は帰路につきます。
    遺族・近親者は霊柩車とともに火葬場へ向かう。

  • 12:00
    火葬
    僧侶の読経ののち、火葬が開始されます。
    1〜2時間ほどかかりますので、この間控室で待機。
  • 13:30
    骨揚げ
    火葬終了後、骨を骨壷に入れます。
  • 15:00
    還骨法要
    火葬場から自宅または斎場へ移動し還骨法要を行います。
    初七日法要をあわせて行う場合も多い。
  • 15:30
    会食(お斎)

葬儀当日の告別式・火葬に関する一般的な流れをまとめます。

これに地域や宗派ごとに若干の調整や追加が加わるものと考えていただけるといいかと思います。

葬儀の受付(一般葬の場合)

葬儀の受付挨拶

仕事の関係者や親族以外の知人が参列する一般葬の場合は、参列者を迎える受付から開始されます。

受付を行うのは直径家族以外の親族、もしくは故人と親しい人に手伝いを頼みます。

  • 香典の受け取り
  • 供物・弔電・供花の対応
  • 荷物の預かりなどクローク業務
  • 葬儀や会場に関しての案内 など

家族葬の場合は一般の参列者はいませんので、これらの受付業務はありません。

僧侶到着

葬儀の開始前に僧侶が到着し、待機場所へ入ります。

喪主として一言挨拶等必要になるかと思います。

基本的には葬儀屋さんの案内がありますので従えば大丈夫です。

遺族・近親者の着席

葬儀に参列する遺族・近親者は着席します。

前方から故人と親しい順番に座ります。

席次のトラブルが発生する場合もありますので、あいまいな部分がないように事前に話し合って決めておきます。

葬儀告別式

開式の辞

葬儀屋や世話役の司会により、葬儀が開式されます。

僧侶が入場し読経(引導)

僧侶が入場に読経を行います。

この時参列者は数珠を持ち合掌して読経を聞いています。

弔辞拝受・弔電拝読

弔辞・弔電の紹介が行われます。

ただ、家族葬など小規模の葬儀においては省略されることもあります。

焼香

故人との関係が近い順番に焼香を行います。

  1. 遺族
  2. 近親者
  3. 一般参列者

焼香の方法は参加人数の規模や設備の関係で様々です。

こちらも葬儀社のスタッフの案内に従い、また前の人を見て同じように行えばいいので心配しなくても大丈夫です。

僧侶退場

焼香や法話など一通り終えたら僧侶が退場します。

閉会の辞

葬儀社のスタッフの案内で閉会となります。

この後、出棺〜火葬場への移動となります。

一般の参列者は先に外に出て出棺を待ちます。

近親者のみ式場に残り、故人との最後の対面と出棺の準備を行います。

故人との最後の対面

棺に「別れ花」を入れます。

最後のお別れとして故人と親しい人から順番に、故人の顔を見ながら棺の中に花をいれていきます。

棺を閉じた際に、蓋に釘を打つかどうかは地域や宗教によって対応が異なります。

出棺

最後の対面が済んだら出棺となります。

棺を運びだす

  1. 仮位牌を持った喪主
  2. 遺影を持った遺族

この順番で退出していきます。

出棺の準備として葬儀社のスタッフが棺も周りを片付けたりしますので、親族はその案内にしたがって動きます。

この時、棺を運び出すたまに男性の手が6名ほど必要となります。

これも葬儀社から「男性の方何名か手伝ってください」と声がかかるかと思います。

棺は遺体の足を前方に向けて運び、待機している霊柩車へ載せます。

喪主挨拶

出棺前に喪主の挨拶が入る場合もあります。

喪主は霊柩車へ同乗、親族・近親者は火葬場へ向かうバスや自家用車へ乗車し、出棺となります。

一般の参列者は合掌して霊柩車の出発を見おくります。一般の参列者はここで参列終了となり帰路につくことになります。

火葬場へ向かう

霊柩車へ続いて、バスや自家用車にて火葬場へ向かいます。

自家用車で移動する場合は、道に迷ったりしないように注意。

火葬場の時間が決まっているので、ここで遅れたりするとトラブルになります。

火葬

葬儀・火葬

火葬場到着

火葬場へ到着したら、出棺時と同じように遺影や棺を運びだし火葬設備まで向かいます。

棺を運ぶために男性に声がかかるかと思います。

僧侶による読経

火葬場にて僧侶による読経があります。

火葬へ僧侶が同行しない場合は省略されることもあります。

ここが故人の顔を見られる最後のタイミングです。

火葬

火葬が開始されます。

火葬に要する時間はおおよそ1〜2時間程度。

この間、火葬場に用意されている待機部屋にて昼食や軽食をとりながら待つことになりあます。

骨揚げ

骨を骨壷へ入れていきます。

骨を入れる部位の順番や、箸の扱い方などは宗教によって異なる場合があります。

詳細は葬儀社のスタッフから案内があるはずなので、従ってください。

骨を入れたあと、スタッフが骨壷をキレイに箱に収める作業がありますので少しの間待ちます。

 

火葬が終了したこのタイミングで「埋葬許可証」が渡されます。

火葬場から斎場(自宅)へ移動

火葬はこれにて終了です。

喪主が骨壷を持ち、斎場や自宅へ移動します。

還骨法要

還骨法要を行います。

葬儀社のスタッフ、僧侶の指示に従えば問題ありません。

このタイミングで、初七日法要(本来は7日後に行う法要)をあわせて行ってしまうケースも多いです。

会食(お斎)

法要後、お斎と呼ばれる会食となります。

会食の開始・終了時に喪主があいさつをつとめます。

会食の時間は明確に決まってはいませんが、1〜2時間程度を想定しておきます。

法要をしてくれた僧侶がそのまま会食にも参加する場合は、食事をしながらお話を伺うこともできるでしょう。

これで、一通りの告別式と火葬が終了となります。

お墓への納骨のタイミングを同日としている場合は、会食の後にそのまま納骨へ向かうこととなります。

葬儀の日程まとめ

以上が一般的な葬儀の流れとなります。

一日葬や直葬の場合は、通夜や告別式の一部が省略されます。

【一日葬・直葬(火葬式)】通常の葬儀との費用・流れの違い
葬儀の形態としては大きく「一般葬」「家族葬」「一日葬」「直葬(火葬式)」の4つがあります。 一般葬、家族葬が大きな割合をしめますが、社会の変化により一日葬や直葬を行う人も増えています。 一般葬:53% 関係者に広く訃報を伝え参列者を募っての...
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