葬儀や通夜で身につけるパールについて。
パールの色・大きさや、ネックレスやイヤリング(ピアス)の選び方と注意点などをここでまとめます。
葬儀でピアス・ネックレスを身につける必要性について
和装ではアクセサリーは身につけない
葬儀の服装は大きく和装と洋装に別れまます。
和装を身につけられるのは、近親者のみとなりますので、多くの参列者は洋服での参加となります。
和装の場合は基本的に何もアクセサリーを身に着けません。
アクセサリーを考える必要があるのは、洋服で参列する人のみとなります。
パールは「身につけても良い」だけ
葬式にパールのアクセサリーを身につけるイメージがありますが、これはあくまでも「パールなら身につけても良い」というだけで、身につけなければならないわけではありません。
葬祭ではアクセサリーは身につけないのが基本です。
女性であれば派手な髪留めやブレスレットなどの装飾品は全て外して参加するのが通常です。
その中で例外的にパールだけは「つけれも許容される」ということになります。
これは諸説あるかと思いますが、パールには「涙の象徴」という意味があり、そのためイギリスのエリザベス女王が葬儀にパールを身に着けたのが慣習の始まりとされています。
ネックレスかイヤリング(ピアス)どちらか一方だけにするのが無難
パールならつけてもいいことになっていますが、それでも葬儀では派手な装いは禁止です。
誰でも身につけていいのは結婚指輪のみ。
首元と耳の両方にアクセサリーをつけるとどうしても華美な印象になりがちなので、ネックレスかイヤリングのどちらか片方だけつけるのが無難とされます。
パールアクセサリーの選び方
パールの色は白か黒か
基本的にはパールの色は白・黒・グレーのどれかを選びます。
中でも白にしておくのが無難。
地域性などにより黒が推奨されることもあります。
言わずもがな、ピンクやゴールドなどの色は避けましょう。
パールの大きさは7〜8mmで丸型
パールのサイズは7〜8mm経で、丸型を選びます。
サイズがこれより大きすぎたり小さすぎたりすると、華美になったらカジュアルな印象になってしまいます。
また、バロックパールと呼ばれるデコボコのいびつな形をした真珠のアクセサリーもありますが、葬儀では避けましょう。
↓バロックパール
派手な留め具・デザインは避ける
見落としがちなのが留め具などの金具部分です。
葬儀では金色を避けますので、シルバーなど派手にならない金具が使われているもの・デザインのアクセサリーを選びます。
ネックレスは一連のもの
パールネックレスは短い一連のものを選びます。
二連のものは、不幸が重なるとして葬祭では避けられます。
イヤリング(ピアス)は一粒
イヤリングの真珠は一粒のものを。
2つ以上だと華美になってしまいます。
イヤリングかピアスか
人によってはイヤリングでないといけない、ピアスはNGという話を聞いたことがあるかもしれません。
厳密にいえばどちらもいいです。
ただ、イヤリングの方が耳にフィットして金具が目立たないデザインのものを選びやすいという理由で、イヤリングの方が良しとされるようです。
ピアスでも華美なデザインでないものを選べるのであればどちらでもいいかと思います。
葬儀のピアス・ネックレスまとめ
いくつか注意点はありましたが、基本的には葬祭用として販売されているものを選んでおけば失敗はないはずです。
唯一「うちの地域は黒じゃなきゃダメ!」みたいな慣習がある場合だけ、それに従ってください。
基本的には全国的に白の葬祭用パールを持っておけば安心です。