葬儀の服装・持ち物

葬式での腕時計マナー|色・文字盤・ベルトデザインなどの注意点

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葬儀の腕時計マナー 葬儀の服装・持ち物

葬儀では装飾品として見られないフォーマルな腕時計を身に着けます。

もし、ふさわしい時計を用意できない場合は腕時計をせずに参加したほうが無難です。

フォーマルな時計の基本知識と、葬祭ではNGとされる時計の特徴を解説します。

葬儀にはフォーマルな腕時計を

腕時計を身につけることは問題ない

葬式に腕時計をすること自体は問題ありません。

現場で時間を確認する必要はありますので、腕時計が否定されることはありません。

実際に葬儀社の人間も腕時計は身につけて仕事をしています。

ただし、許容されるのは「時計という機能」としての腕時計です。

時計の機能と装飾性

時計は「機能としての時計」と「装飾品としての時計」と2つの側面があります。

葬式で許容されるのは「機能としての時計」という認識で考えるといいでしょう。

葬式では装飾品・アクセサリーはNG

葬儀で身につける服装は、喪服・ブラックフォーマルです。

基本的におしゃれをするためのアクセサリーや装飾品関連は身につけないのが慣習です。

これに合わせて、フォーマルなデザインの時計をするのが基本です。

「装飾品・アクセサリー」としての側面が強い腕時計は避けたほうがいいということです。

礼装・正装にふさわしくないものはNG

アクセサリーとしてでなく、あくまでも機能のために身につける時計であれば良い。

しかし、もう一つ、葬儀という儀式にふさわしいかどうかも問われます。

明らかな安物・汚れてる・古いなど、見た目がみすぼらしい時計では正式な場にふさわしいと言えません。

礼装に合わせても遜色がない、ある程度の品が保てる時計であるかどうか考えます。

フォーマルなドレスウォッチの例

[グランドセイコー]GRAND SEIKO 腕時計 メンズ SBGX295
冠婚葬祭で使えるフォーマルな時計
ケース ラウンド型(丸型)・薄型
文字盤 白・カレンダーなどは無し
時計の針 2針
ベルト 黒の革ベルト

これが理想的なドレスウォッチの特徴です。

冠婚葬祭やフォーマルなパーティ用の時計を用意するのであれば、これを基準にするといいでしょう。

しかし、葬式に限ってはある程度許容範囲を広げてもいいと思います。

  • 葬儀は突然の予定であり十分な準備期間がない
  • 殺生を連想される革製品(革ベルト)はふさわしくないという考えもある
  • 時代による慣習の変化 など

フォーマルという考えと仏教や日本の慣習が合わない部分もあります。

「理想的なフォーマル」より「最低限マナー違反にならない」時計であれば許容できます。

無難な範囲の時計
ケース ラウンド型(丸型)
スクウェア(正方形)
レクタンギュラー(長方形)
文字盤 白・黒
2針・3針
ベルト 黒の革
シルバー

このくらいの範囲であればマナー違反と見られることは無いでしょう。

マナー違反になる可能性のある時計の特徴

文字盤の色・黒はあり?

フォーマルシーンにて文字盤は白が理想とされますが、黒でも許容内と思います。

あくまでも、華美で目立つものでなければマナーとしては問題ないでしょう。

柄やカラフルな色の文字盤は避けてください。

ベルトの色・素材

ベルトは黒の革かシルバー。

フォーマルなのは黒の革ベルトがよしとされています。

仏教では殺生に関わる革製品は使用しないという考えもありますが、それを厳密に守るとカバンも革靴も使えなくなってしまうので現実的ではありません。

葬儀では、装飾品や光り物が避けられる傾向にあります。

しかし、時計のシルバーをNGとしてしまうと、日常的に使用してる時計の多くが使えなくなってしまうので許容されています。

ゴールドケースは?

ゴールド系の色の時計は避けましょう。

華美で派手な時計と認識されてしまいますので、人によっては不快感を与えてしまうかもしれません。

時計の針・クロノグラフ

時計の針は時針分針の2針か、秒針を加えた3針までであればマナーの範囲内です。

クロノグラフは見た目が派手になりがちなのと、スポーツウォッチの側面があるのとでフォーマルな場には適しません。

Gショックなどカジュアルな時計

Gショックやプロトレックなどの時計はカジュアル過ぎます。

礼服やスーツに合わせられない時計ですので、葬儀でも避けましょう。

女性の腕時計について

女性の腕時計について

女性の時計選びの基準も基本的には同じで、派手ではないフォーマルな時計であるべきです。

女性用の時計にありがちな、きらびやかなデザイン・装飾やカラフルな色使いの時計であれば外して参加しましょう。

また、ブレスレットタイプなどの時計は、時計よりもアクセサリーとしての側面が強いので避けた方が無難です。

お通夜の腕時計マナーも基本的に同じ

お通夜に駆けつけるときも、フォーマルで失礼に当たらないものを身につけられるのが理想ではあります。

しかし

  • 急遽駆けつける時
  • 葬祭にふさわしい時計を用意できない場合
  • 派手な時計しか手元に無い場合 など

このような状況においては、時計は外してカバンやポケットにしまっておくような対応をすれば問題ありません。

葬式の時計まとめ

  • フォーマルな時計を用意できるならする
  • 出来なければ外して参加する

このどちらかの対応で問題ないでしょう。

結局は、パット見で人に不快感を与えない時計かどうか、品を欠いていないかが判断基準です。

個人的にはアップルウォッチでもケースや文字盤のデザインが派手でなければ問題ないと考えます。

余裕があれば、今後の冠婚葬祭やパーティに参加するために、それ用の時計を一つ持っておくと大人な振る舞いができますね。

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