お葬式にふさわしいメイクのマナーとポイント|片化粧(薄化粧)が基本

葬式のメイク化粧マナー葬儀の服装・持ち物

日本人女性にとってお化粧は身だしなみの一部と言われており、TPOに応じてメイクを考える必要があります。

お葬式に参列する際には、男女ともに華美な装いはNGとされておりメイクに関しても例外ではありません。

通夜や葬儀などの弔事に参列する場合は片化粧と呼ばれるメイクをしていくのがマナーです。

大人の女性が覚えておきたい葬式でのメイクについて説明します。

お葬式にはナチュラルメイク(薄化粧・片化粧)

片化粧は紅などの濃い色を使ってはいけないのが特徴で、イメージとしてはナチュラルメイクのような化粧のことを言います。

派手な色のものや、光沢が出てしまうようなものも使用することができません。

しかし片化粧のやり方には明確なルールが無く、実は考え方は人それぞれです。使っていいものといけないものの線引きがあいまいです。

場合によっては自分が良いと思って使ったものがマナー違反ととらえられてしまう可能性もあります。

お葬式に参列する際のメイクで失敗しないためには、服装や髪型と同じように極力目立たないよう心がける必要があります。

基本的な思想としては身だしなみとしての化粧はOKだけど、おしゃれとしての化粧はNGと考えるとマナー違反にはなりません。

葬式でのメイクのポイント

ベースメイクは光沢なし、ラメはNG

ベースメイクはナチュラルな透き通った質感に仕上げるのが流行りですが、片化粧をするときは光沢が出ないようマットに仕上げましょう。

ラメやパール入りのものはNGです。

BBクリームにパウダーを乗せると簡単にマットに仕上げることができます。

眉の形・色は自然な雰囲気で

あまり手が入っていないような自然な雰囲気の眉を目指します。

そのため細すぎる眉は好ましくありません。

また、角度がついている眉や短い眉はアクティブな印象が強いため避けるべきです。

若干太めで髪と同じような色の眉が理想的ですが、髪色が明るすぎるときにはダークブラウンなどの控えめな色を使いましょう。

アイメイク(カラコン・アイシャドウ・マスカラ)

アイメイクは特に意見が大きく分かれており、判断するのがとても難しい箇所になりますが万人受けを考えるならここは一番控えておくべきところです。

アイラインやマスカラなど目の雰囲気を整えるメイクはぐっと我慢して、使うなら人が見ても気づかれない程度に抑えます。

ビューラーやカラコンも、女性が見るとすぐに気づかれてしまうので避けておきましょう。

アイシャドウは控えめなものに限り使うことができますが、目元のお化粧は必要ないという考え方も強く意見が割れるところです。

参列する人や故人の立場に合わせて使い分けておくべきでしょう。

もしも使うときにはベージュやブラウンの使っても目立たない程度のものを。

また、お葬式で思わず涙してしまうときにメイクが落ちてしまわないように、ウォータープルーフのものを使っておくことをお勧めします。

チークも原則使わない

チークなど華やかに見せる目的のメイクは基本的に避けます。

唯一、チークをのせなければ顔色が悪く見えるような場合のみ薄めに使っても大丈夫です。

この場合も、ラメやパール、個性的な色は避けてください。

口紅の色

片化粧では紅(べに)を使ってはいけないので口紅も使ってはいけないのでは?と考えている人も少なくありません。

唇の色によっては顔の血色が悪く見えてしまうので、落ち着いた色の口紅を引いておいた方が自然な仕上がりになります。

口紅は艶が出てしまわないようにマットなものを選び、発色の良いものは避けましょう。リップグロスなども当然NGです。

ベージュやブラウンの目立たない口紅がおすすめです。

ノーメイク・すっぴんでの参列はありか

ノーメイクはNG、最低限の化粧はする

私たち一般人がノーメイクのままお葬式へ参列すると、葬儀場の薄暗さと場の雰囲気に相まって顔色がとても悪くやつれたように見えてしまうことがあります。

そうすると遺族側に余計に気を使わせてしまうことになりかねません。

社会人としては最低限の「身だしなみとしてのメイク」「品を保つためのメイク」はしておきたいところです。

学生(高校生)は無理に化粧をしなくても良い

例えば高校生以下の学生やお子さんは、メイクをする必要がありません。そのままで大丈夫です。

また、肌が弱く化粧品が肌に合わないという人も無理をしてメイクする必要はありません。

原料にこだわった敏感肌用のものもありますが、どうしても使うことができない人もいます。

遺族でも化粧をするのか

遺族側の立場であってもメイクをした方が良いです。

お洒落をする行為はマナー違反に捉えられる可能性があることから、遺族はメイクをしてもいいのかどうか疑問に思うかたもいらっしゃいます。

この場合のメイクは「お洒落のため」ではなく、あくまでも「身だしなみ」として必要なものと考えましょう。

参列者と遺族とで、メイクの違いなどの決まりは特にありませんが、「華美にならないように」という意識をやや強めにもつと無難かと思います。

唯一色味を使うのが口紅ですが、これを肌の色に近いものにするなどで対応する方もいらっしゃいます。

通夜に駆けつけるときのメイクは?

葬儀(告別式)と違って、場合によっては服装やメイクを整える時間がなく参加するのが通夜です。

基本的には葬儀と同じように失礼にあたらない薄化粧ができればいいのですが、そうもいかない部分もあるかと思います。

通夜ではまだ喪服を着用せずに、地味めな平服での参加になります。

すぐにできる範囲で、もし派手なアクセサリーや時計をしてしまっていたら外して参加するくらいの感覚で問題ないでしょう。

その場ですぐにマツエクを外したりネイルオフしたり髪の色を変えたりは出来ないと思いますので、そこまではしなくていいかなと思います。

芸能人のお葬式メイクは参考にならないものも多い

映画監督の森田芳光さんの葬儀に、女優の北川景子さんがノーメイクで参列して話題になったことがありました。

恩師を亡くしショックのあまりカメラの前で大号泣していたのが印象的です。

この件で、お葬式にノーメイクで参列しても良いというイメージを持ってしまった若い人たちも少なくないのではないでしょうか。

逆に、後藤真希さん(元モーニング娘。)の母の葬儀に参列した、辻希美さんの服装も話題になりました。

普段通りお洒落のためのメイクをしているだけでなく、膝上のミニスカートで髪をあげて大きなリボンで結んで参列しています。

芸能人と我々一般人では立場上、常識範囲やマナーに違いがありますので安易にまねはしないようにしましょう。

葬儀のメイクまとめ

結論としては「派手なメイクはさけて最低限身だしなみのための薄化粧をしましょう」です。

マナー違反かどうかの線引は個人差がありますので、たまたま考えの偏ったうるさ人(特に年配の人)がいたらいろいろと言われてしまうかもしれません。

逆に、近親者だけで特に化粧に関して寛容な人だけの参加であれば誰も文句を言う人はいないでしょう。

とても曖昧ですが「常識の範囲で」と言わざるを得ませんが、常識も人それぞれであって明確なルールが存在しない以上、他人に文句を言えるものではありません。

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