【一日葬・直葬(火葬式)】通常の葬儀との費用・流れの違い

一日葬・直葬(火葬式)葬儀のマナー・知識

葬儀の形態としては大きく「一般葬」「家族葬」「一日葬」「直葬(火葬式)」の4つがあります。

一般葬、家族葬が大きな割合をしめますが、社会の変化により一日葬や直葬を行う人も増えています。

  • 一般葬:53%
    関係者に広く訃報を伝え参列者を募っての葬儀
  • 家族葬:38%
    親族など親しい人だけで行う葬儀
  • 一日葬:4%
    通夜がなく告別式のみで一日で行う
  • 直葬:5%
    葬儀を行わず火葬のみ

葬儀全体の費用(お布施除く)は平均で約178万円となっています。

これと比較して、一日葬では通夜を行わない分の費用と時間が削減出来ます。

直葬では更に告別式にかかる費用一式がかからなくなります。

ただ、費用だけでなくそれぞれのメリットやデメリットもありますので、内容をしっかり把握した上でご自身の状況に合った葬儀の形式を選ぶのが懸命です。

一日葬・直葬の流れ

一日葬・直葬の流れ

一日葬(ワンデイセレモニー)

通常の葬儀(一般葬・家族葬)では遺族のみで行う通夜と、告別式とに分けて2日間以上かけて行われます。

一日葬は通夜を行わず告別式のみ行う形式で、ワンデイセレモニーとも呼ばれます。

本来は宗教的な儀式である葬儀式と、弔問の場である告別式と意味合いがわかれていましたが。

しかし、遠方から参列する人の意向や、火葬場の都合などにより葬儀・告別式は一体化されてきました。

この流れで、通夜か告別式のどちらか一方に参加できれば良いという動きが広まるなかで、一日葬という形式が出来上がりました。

一日で行うことにより、遠方からの参列者が何泊もする必要がなくなりますし、喪主・遺族としても時間的な負担が減ります。

葬儀全体の約4%が一日葬であるという調査結果があります。

直葬(火葬式)

葬儀を行わずに火葬のみを行うものです。

葬儀を行わないので直”葬”ではない(葬儀の形ではない)という考えもあり、火葬式と呼ばれることもあります。

葬儀の形式というよりは、人が亡くなった場合に必要な法律で定められた最低限の手続きのみを行うという意味合いでとらえた方がいいかもしれません。

経済的に葬儀を行う負担が大きいという理由で行われることもありますが、孤独死など身寄りが無い人、また人に知らせずに逝きたいという本人の意図で選ばれることもあります。

葬儀全体の約5%が直葬(火葬式)であるという調査結果があります。

一日葬・直葬の費用

葬儀の費用は「葬儀本体の費用」「飲食費」「返礼品費」「お布施」の4つの内訳に別れます。

この内、お布施を除いた葬儀費用の平均が約178万円という調査結果になっています。

これを踏まて、一日葬や直葬ではどの部分の費用が変化するのかを考えると良いです。

※平均はあくまでも平均であり、葬儀の内容や地域性などによってかなり金額に幅があります。

一日葬の費用

全国的に正確な調査結果はありませんが、各葬儀社や葬儀の見積もり・仲介サービスが出している数字を見ると30〜50万円(お布施除く)で一日葬が行えるようです。

これはあくまでも最低価格に近い金額であって、内容によってはもっとかかります。

一般葬と比較して一日葬の費用が変化するのは、設備の利用日数(時間)と参列者の数です。

2日以上かけて行う通常の葬儀と比較すると、祭壇や葬祭場などの各設備の使用時間が短くなりますので、その分費用が安くなる可能性はあります。

また、通夜が無いく弔問に訪れる人も減るため、飲食・返礼品にかかる費用が少なくなるでしょう。

具体的にいくらになるかは場合によって差がありすぎて明確に言えませんが、一般葬・家族葬と比較すると費用を抑えられる傾向にはあります。

ただ、2日間を1日にしたからと言って、費用が半額になるわけではありません。

直葬(火葬式)の費用

直葬の費用は20〜30万円ぐらいの範囲が多いようです。

安置に必要な費用や、火葬場の利用料など最低限必要な費用をあわせた金額です。

中には10万円代でできるように告知しているサービスもありますが、あくまでも様々な条件が重なって最低料金が実現した場合の値段です。

例えば、火葬場の利用料が安い地域でかつ、公営の安い火葬場が使えた場合など。

もちろん、直葬であっても棺を高価なものにしたり、火葬までの安置日数が増えたりしたら費用が加算されます。

一日葬・直葬を選ぶ理由とメリット

葬儀費用を抑えられる

通常の葬儀と比較すると単純に葬儀全体にかかる費用を抑えやすいです。

実際に費用負担を減らしたいという目的で一日葬や直葬を選択する人の割合が多いです。

昔に比べて日本の社会性や宗教観の変化から「葬儀にわざわざ大金をかける必要はない」と考える人も増えています。

時間的な負担が少ない

喪主も参列者もみんな忙しいです。

仕事がある中で、都心から地元に帰って2泊も3泊も滞在するのが厳しい人が大勢います。

それであれば、一日葬や直葬で時間的な負担を軽減した方がいいと考えられる場合も多いでしょう。

親族のみ1日葬で終わらせ、必要であれば後日に別途お別れの会・偲ぶ会を開くなどの対応を選ぶ方もいらっしゃいます。

一日葬・直葬の注意点・デメリット

菩提寺の僧侶の了解が必要

故人の家系が菩提寺・檀那寺がある場合は、そちらの僧侶の了承が必要です。

寺によっては、その寺が考えとして正式な葬儀を行わなければならないとしている場所もあります。

後々トラブルになるのを防ぐためにも、菩提寺・檀那寺を確認してから判断する必要があります。

故人の関係者の了解が必要

地域性や個人の宗教観によりますが、やはり正式に葬儀を行うべきという考えの人も多くいらっしゃいます。

特に、昭和時代の葬儀を見てきた年代の人は一日葬や直葬に懐疑的であるかもしれません。

「ちゃんと葬儀をしないのは故人に失礼」「葬儀に呼んで欲しかった」という声が後々クレームのように入ってくることで遺族がつらい思いをするケースも多々あるようです。

生前の関係性にも左右されますが、こういったリスクもあることを了承した上で葬儀の形態を選択したいです。

香典が貰えない

葬儀では弔問客から香典が貰えます。

調査によると香典の金額は約70万円ほどになるようです。弔問客を無しにするといただける香典がなくなります。

もちろんその分、返礼品(香典返し)代等はかかりますので費用も増えますが。

状況によっては、弔問客を招かないことで逆に費用が増えてしまうことになることもあります。

ある程度の見込みを立てて、葬儀屋と相談して計画した方が良いでしょう。

一日葬・直葬まとめ

多くの参列者を招いての盛大な葬儀は昭和の時代のものです。

日本が経済的に発展していく中で、多くの人が経済的に余裕があった時代のもの。

また、現代より平均寿命が若かったので、亡くなるタイミングでまだ会社や仕事の関係者とのつながりがあったから出来たものです。

現在の高齢社会では、退職してから15〜20年もたってから亡くなるため、現役時代に関わった人との関係も希薄になっています。

もし、関係がつながっていたとしてもお互いに高齢になっているため葬儀に参列しづらいという状況も多いです。

こういった背景もあり、広く訃報を伝えてのお金をかけた葬儀は減少傾向にあります。

「これが一番いい」という選択肢は存在しませんので、葬儀社や親族と相談のうえ納得できる形の葬儀を計画することが大切です。

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